投稿

ラベル(ファッション)が付いた投稿を表示しています

革ベルトを(ちょっと)復活させる方法

イメージ
 革ベルトは劣化する 革のベルトも長年使っているとあちこち傷んでくる。 いちばんヘタってくるのはバックルの当たるところだろう。バックルの金具に押しつけられて型が崩れ、折れ曲がる。前面中央のポジションになるので、机などとの摩擦によって革表面にキズがつきやすい。傷がつくと表面はカサついてくる。 20年弱使っているベルト あまりキツく締めないよう気をつけているつもりでも、このような劣化はどうしても避けられないところである。 金具のまわりがこすれている いずれにしろ革のベルトは、経年劣化といろんな原因によって革の柔軟性が損なわれ、型が崩れ、表面が削られていく。なんとかもとのしっとりとした革の性質を取り戻してやらねばならない。 モゥブレイ「デリケートクリーム」でしっとり感を回復 革靴は、雨で濡れたあとに乾かすと、なぜだか前よりも乾燥が進んで硬くなってくる。そんなとき使っているのがモゥブレイのデリケートクリームだ。 このクリーム、革に潤いと柔軟性を与えるようである。靴にいいのだからベルトにも効くはずだ。 早速指で塗り込む。「デリケート」なクリームは水分が多く、革にどんどん吸い込まれていく。 指で塗ると染み込みやすい気がする 塗った部分はしっとりと濡れて少し色が変わってくる。 塗り込んだら一応、靴用のブラシでゴシゴシしておいた。 デリケートクリーム使用後。しっとり感が出て、全体に色がやや濃くなった。 こすれてガサガサしていた部分は、ちょっと目立たなくなったかも。全体のツヤも、ちょっと回復したような気がする。

レザーソールの靴はオールソール交換するたび快適になる

イメージ
オールソール交換(3年ぶり2回め) 千葉にある靴メーカー「東立製靴」のブランド『ショーンハイト』の靴を愛用している。グッドイヤーウェルト製法で手作りされたレザーソールの靴だ。 7年ほど前に購入して、仕事用にウイークデーの3日に1回は履いている。もちろん、雨の日も履く。 3年半経過したところで、 最初のオールソール交換 を行った。グッドイヤーウェルト製法は、甲革と底革を直接縫い付けない作り方なので革底の交換ができる。格安で完璧にメンテナンスしてくれる東立製靴の信頼度は高い。 前回交換から同じくらいの期間が経過して、2度めのオールソール交換をすることにした。ちなみにメンテナンス費用は前回と変わっていなかった。 待つこと1ヶ月、ピカピカになって愛用の靴が戻ってきた。 オールソール交換後 旧いクルマではないが、レザーソールの靴はちゃんとメンテナンスすればよみがえる。 場合によっては新品のときよりもコンディションが良くなったりする。今回の2回めのメンテナンスでは、特にそう感じたのであった。 包まれ感 張り替えられた新しいソールは、当然のことながら古くて乾燥したソールよりも柔軟性に勝る。 足を入れると、柔らかいソールが足の裏に沿ってしなり、靴の断面が丸い筒型になっているように感じる。アッパーはすでに自分の足形に馴染んでいるから、新品で履いたときとは格段の差がある。柔らかく包まれている。足のどこにも圧迫される場所がない。 静粛性 歩いてみてすぐ気づくが、メンテナンス後は靴音が静かになる。 積層構造のヒール ヒール部分は積み上げられた革の層でできている。そして補強用のゴムももちろん新しく張り替えたものだ。 革の柔軟性が上がっていて、ゴムも新しい。歩くときの地面とのショックをよく吸収している。古いソールのカツカツという靴音は全くと言っていいほど聞こえなくなった。 快適性 経年変化で自分の足に馴染んでいるアッパーに真新しい柔軟性の高いソールが合わさるのだから、メンテ後の履き出し時はなんのストレスも感じない。 ソフトに踏み出し音もなく進む感覚は、靴を履いている意識さえなくす。足が軽くなった。 駅のコンコースなど滑りやすい場所でも、接地面が広くなるためか、滑りやすくなったという感じはしない。 靴の内側も張り替えてあった 耐久性と経済性 レザーソールの靴は長持ちする。 このペースでメンテナン...

「ちょっと、いい傘」使ってみませんか?

イメージ
日本での傘の「地位」 今年の夏は雨が多い。 雨の街を歩けば、やはり目立つのは使い捨てのビニール傘だ。雨の交差点を渡るとき、すれ違う8割の人は間違いなくビニール傘をさしている。 どこにでも売っているビニール傘。安い。急な雨に降られても、近くのコンビニに駆け込めばワンコインで買えたりする。 一方で、ビニール傘は、使い捨て大量消費の象徴にもなっている。僕はエコ活動家でもそっちの思想家でもないが、雨上がりの道路脇に壊れて放置されている傘を見ると、ちょっとなんだかなあ、と思ってしまう。 傘と言えばビニールでできた透明なやつ、安くてなんぼ、壊れてもなくしても、また買うモノ。日本では、そんな傘のイメージが定着している。 バッグだの靴だのアクセサリーだの、何かとこだわりの強いヒトでも、傘については無頓着な気がするのだ。持ち物として、こだわる必要もない、ということなのかもしれない。 スーツ姿のできるビジネスマン風の男がビニール傘をぶら下げている。有名ブランドで固めたお姉さんは、ヒールの足元を気にしながらコンビニ傘をさして歩いている。だからといって特にとがめられることはない。 イギリスの映画やドラマを観ていると、やっぱり傘をさすシーンがよく出てくる。男も女も黒い傘、というイメージだが、もちろんそこにビニール傘は見たことがない。そもそも洋傘はイギリス紳士の持っていたステッキが始まりだ、という説は本当かどうかはわからないが、傘をさすイギリス人はなぜかカッコいい。 日本で、ちゃんとした傘を持っているヒトを見かけると、「お、やるな」と思うのは僕だけであろうか。 越前の洋傘 越前では、織物工業が盛んだったこともあり、地場産業として洋傘がつくられてきたそうだ。 この傘は、職人の手作りである。かれこれ15年ほど前、たまたま入った百貨店で催事があって、見たら気に入ってしまい購入したものだ。 骨は16本。骨が多いとやや重くはなるが、堅牢でしかもシルエットが美しい。生地は一度張り替えている。 軸と石突きは木でできている。以前、石突きを道路の側溝のグレーチングにひっかけて折ってしまったことがあり、その時も修理をしてもらった。 持ち手は牛革のストラップだ。その辺に引っ掛けられないし、持ちづらくもあるのだが… 気に入ったモノをメンテしながら長く使う、というのは今の日本ではあまり重要視されていない。もともと日本...

レザーソールの砂利落としを作ってみました

イメージ
 レザーソールの天敵 革底の靴にとって一番の敵は、水だ。雨の日は、革底の表面がふやけてすり減り、染み込んだ水が靴下まで湿らせて不快である。革はなかなか乾かないし、カリカリに乾いたままにしておくとダメになってしまう。 もうひとつ、厄介なのは砂利である。 アスファルトにうっすら浮いている細かな砂利を踏んでしまって、足を踏み出すたびにジャリジャリバリバリと音をたてながら駅まで歩く、とか、雨で柔らかくなったソールが砂利をくわえこんでとれなくなり、スパイクみたいになるとか、よくあることである。 ぼくはいつも帰宅すると、この食い込んだ砂利を落とすために、タワシで靴底をガシガシこすっていた。そのたびに、何かいい砂利落としがあるといいのになぁ、と思っていたのだ。 100均のタワシで そこで、こんなものを作ってみた。 2×4と合板の端材を土台にして、100均で買ったタワシ2個を組み込んだものだ。 タワシを合板で挟み込んで、ビスで2×4にとめている。 立ったまま、こうやってこする。 玄関先のどこに置いておくか思案中である。

【ショーンハイト】オールソール&中底修理に大満足!

イメージ
レザーソールがとうとう限界に… 買ってから3年半、毎日仕事で履いているショーンハイトのレザーソールの傷みが、限界を超えてきた。 なぜか右足だけ穴が空いた。 ここまでくると、雨上がりの少し湿った道路を10メートルも歩けば、すぐに水が足の裏に染み込んでくる。 爪先は一番最初に削れてくる部分だ。 かかとの角が一部欠けている。 ゴムの面と比べると、革が全体に沈んでいるようだ。 ちなみにこちらは、今から1年ほど前の状態。1年で傷みがかなり進行した。 平日に履く仕事用の靴は、レザーソール3足だけでローテーションしている。もちろん、雨の日も普通に履く。 年間の営業日数を200日とすると、 200日×3.5年÷3=233日 なので、つまり、233日履いた計算になる。 個人的には、レザーソールの耐久性、案外いいじゃないか、と思うのだが、どうだろうか。 東立製靴にオールソール修理を依頼 ショーンハイトでは、当社製の靴の修理をしてくれる。ネットで注文し、靴を送る、または工場に直接持ち込んでもいいそうだ。 千葉まではさすがに遠いので、オンラインショップから「ショーンハイト オールソール修理1(革底+革積上化粧)」を注文し、靴は宅配便で工場に直接送った。 修理オプションで、つま先のラバー補強とハーフラバー補強が用意されている。レザーの部分がなるべく損なわれないよう、オプションなしでお願いをした。 オールソール修理で税込9,900円という価格設定は、相当良心的である。 想定外の事実 数日後、靴を受け取った東立製靴から、メールで連絡があった。 拝見いたしましたところ、本底の中央に穴が開いており、 中底(足の裏が直接当たる部分)まで摩耗が進んでおります。 オールソール修理のためには、中底の交換が必要となりますので、 追加項目といたしまして、「中底替え(税込 2,640円)」 の追加ご注文をお願い致します。 なんということ!中底にまで磨耗が進んでいたとは。手を打つのが遅すぎた…。 とにかく、出来上がりを待つことにしよう。 大満足のクオリティ 待つこと約1ヶ月、東立製靴から完了したと連絡を受けて、出来上がった靴が届いた。 ピカピカになって戻ってきた。 アッパーに少し色の剥げている箇所があったのが、補色までしてもらっているようだ。ありがたい。 標準のレザーソールリペア仕様。 美しい。 新品と見分けがつ...

古くなった靴、捨てますか?それとも…

イメージ
通勤用に履いているレザーソールの靴である。週に1~2回ほどの頻度で、2年半ほど履いてきた。 革のソールがかなり傷んでいる。 ソールの革は一部擦りきれてしまって、コルクの層が見えている。そろそろ手を打たないと…という時期だ。 この靴は、千葉にある靴メーカー「東立製靴株式会社」がつくった、自社ブランド「ショーンハイト」の靴だ。 東立製靴は、おそらく、国産の「ちゃんとした」靴を製造する、もっとも良心的なメーカーだ、と僕は勝手に思っている。 ショーンハイトの靴は、すべて「グッドイヤーウェルト製法」で作られているとのこと。専門的なことはよくわからないが、グッドイヤーウェルト製法は非常に手間のかかる作り方だそうでだ。これにより、頑丈で、かつメンテナンスのしやすい靴が出来上がるという。 従って、メーカーでも、靴の修理に対するサービス体制に抜かりはない。オールソール張り替えを、9,720円(税抜き)でやってもらえるそうである。とても良心的。 まあ、「靴の底を替えるだけで1万円」が、お得なのかどうか、人それぞれの感じ方次第だとは思うが。 こんにち、靴のソールは、今やほとんどがラバー製である。ラバーは丈夫で長持ち、水に強くて扱いやすいし、滑りにくい。 さりとてラバーも履き込めば、磨り減ってきたりひび割れたり、劣化はする。 劣化したら、どうするか…古くなって傷んだラバーソールの靴をわざわざ修理する人はいないだろう。そもそも、修理したくても修理できない靴がほとんどかもしれない。 それは即ち、捨てるしかない、ということ。 さて、僕の靴だが、もう少し様子を見て、オールソール張り替えをお願いするつもりでいる。 靴に限らず、気に入ったモノなのだから、できればメンテナンスを繰り返しながら長く付き合っていきたいものである。

Sinn のストラップを「ミモザMN-1」に交換してみた

イメージ
時計のベルトは消耗品 毎日愛用している腕時計のストラップが、相当劣化してきた。 腕時計は、ひとつしか持っていない。毎日毎日使っていると、さすがに傷みは速く、今使っている合成繊維のストラップはだいたい1年ほど前に交換したのだが、もうそろそろ限界、という感じだ。 Sinn 756 には、デフォルトでカーフレザーのベルトが付いていた。しっかりとしたつくりで、革の質感も最高だったのだが、天然皮革とて劣化は同様に進み、2年も持たずにダメになった。そのあとは、純正の、やはりカーフのベルトに付け替えていた。 しかし、純正のベルトは安いものでも2万円台からで、消耗品としての交換は、ランニングコストとして現実的ではなかったので、それ以降はすべてサードパーティー製品を付けている。 時計自体がちょっとゴツいデザインなこともあり、これまで選んできたベルトは、いわゆるミリタリーテイストのものがほとんどだ。今付いているストラップは「NATO仕様」と謳うもので、果たしてホンモノの、あるいは純正の「NATOストラップ」なるものが存在するかどうかは不明だが、まあそういうミリタリーなモデルである。 この類のストラップは、だいたい、丈夫な合成繊維でできていて、汚れたらガシガシ洗える、という利点がある。そして何より、安価であるということ。これは重要だ。毎日使う道具としての時計なので、経済性は担保されないと困る。僕の場合、ストラップやベルトは消耗品という認識なので、短期間で交換する、ということが前提にある。 そんな時計用のストラップを、いろいろと物色していたところ、「お、これは」と目に留まったものがあった。 ミモザMN-1 「ミモザ」は、東京の台東区にある、時計用ベルトのメーカーだそうだ。そういえば、「バンビ」もそのあたりの会社だったような気がする。御徒町から上野界隈の、貴金属とか革製品とか、卸屋さんが多く集まるところだからだろうか。 あとから知ったのだが、このMN-1、かの大ヒットシリーズ「踊る大捜査線」で、劇中、主人公の織田裕二さんが、ウェンガー の時計に組み合わせて着用していたもので、当時はかなり話題になったとのこと。残念ながら僕は観たことがない。 僕が購入したのは、カーキ色で取付幅20mmのものである。 このモデル、ラインナップは、幅1...

雨の日も、レザーソール

イメージ
梅雨どきの靴 梅雨らしい梅雨である。 今年の梅雨入りは平年並み、7月も半ばを過ぎて後半戦に入っているが、この間、太陽を見た日は何日あったか。ひょっとしたら一度もお天道様を拝んでいないかもしれない。 洗濯物が溜まるのも困るが、雨の中を歩いてビチャビチャになってしまう靴も、また困りものである。 仕事柄、毎日革靴を履いて通勤している。通勤用の靴は3足あり、それらを毎日ローテーションしていて、3足すべてがレザーソール、つまり革底の靴だ。 その名の通りレザーソールは革でできているので、ラバー製のそれに比べ、雨が苦手である。ラバーソールの靴を履いている人にはなんともないことが、レザーソールはタイヘンなことになったりする。 しみこむ 雨の日。 まず、レザーソールから水がしみ込んでくる。 ソールが新しいうちはまだいいのだが、履き込んで薄くなってきた革のソールは、濡れた路面を5分ぐらい歩けば確実にインソールまで水分が侵入する。もちろん靴下が湿る。 すべる レザーソールは滑る。 ザラザラのアスファルトであれば、雨の日でも平気だ。しかし、気を抜いていると、横断歩道の白いペンキを踏んだ途端に、ズズッ、と前足を取られて重心が後ろに傾き、下手をすると背中から地面に倒れて天を仰ぐことになる。 マンホールや金属製の側溝のフタにも充分な注意を払わなければならない。 ピカピカツヤツヤの駅のコンコース、ショッピングモールの通路、ホテルのロビー、身近なところではコンビニのリノリウムの床など、乾いていても危険な場所はいたるところにある。 すりへる 革底はすり減る。 水が染み込むと、革は柔らかくなり、歩くにつれどんどんその身を削っていく。つま先やかかと、体重の乗る拇指の付け根あたりは特にひどく劣化する部分である。 かわかない レザーソールは乾きにくい。 水分をたっぷり吸い込むと、なかなか乾かず、翌日でも履けるものではない。朝から雨の日は、一日中湿った足の感触と付き合わなければならない。 レザーソールのケア 一部靴マニアの方々からすると、そもそもレザーソールの靴を雨の日に履いてどうすんの、信じられん、というご意見が多数を占めるだろう。雨には雨用の靴を履け、と。 一度濡れたらあとのケアがタイヘン、なんとかクリーナーで汚れを落とし...