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革ベルトを(ちょっと)復活させる方法

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 革ベルトは劣化する 革のベルトも長年使っているとあちこち傷んでくる。 いちばんヘタってくるのはバックルの当たるところだろう。バックルの金具に押しつけられて型が崩れ、折れ曲がる。前面中央のポジションになるので、机などとの摩擦によって革表面にキズがつきやすい。傷がつくと表面はカサついてくる。 20年弱使っているベルト あまりキツく締めないよう気をつけているつもりでも、このような劣化はどうしても避けられないところである。 金具のまわりがこすれている いずれにしろ革のベルトは、経年劣化といろんな原因によって革の柔軟性が損なわれ、型が崩れ、表面が削られていく。なんとかもとのしっとりとした革の性質を取り戻してやらねばならない。 モゥブレイ「デリケートクリーム」でしっとり感を回復 革靴は、雨で濡れたあとに乾かすと、なぜだか前よりも乾燥が進んで硬くなってくる。そんなとき使っているのがモゥブレイのデリケートクリームだ。 このクリーム、革に潤いと柔軟性を与えるようである。靴にいいのだからベルトにも効くはずだ。 早速指で塗り込む。「デリケート」なクリームは水分が多く、革にどんどん吸い込まれていく。 指で塗ると染み込みやすい気がする 塗った部分はしっとりと濡れて少し色が変わってくる。 塗り込んだら一応、靴用のブラシでゴシゴシしておいた。 デリケートクリーム使用後。しっとり感が出て、全体に色がやや濃くなった。 こすれてガサガサしていた部分は、ちょっと目立たなくなったかも。全体のツヤも、ちょっと回復したような気がする。

イサム·ノグチ「AKARI」が破れたら

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AKARI イサム・ノグチがデザインした「AKARI」。 我が家の竣工以来、ずっとリビングにぶら下がっている。 1951年、長良川の鵜飼見物のため岐阜を訪問したイサム·ノグチが岐阜提灯に出会い、そしてつくられたのが、AKARIだそうだ。 シンプルで、和でもなく洋でもなく、威張ってなくて、部屋に馴染む感じが気に入っている。 リビングのメインとして据えているが、あまり高い位置にあると野暮かなと思って、吊るす高さはなるべく低く、家族みんなの頭がギリギリ届かない位置に調整していた。 数年たつと、チビだった息子がいつの間にか家族でいちばん背が高くなり、低くぶら下がる照明の下端にちょいちょい頭をぶつけるようになってきた。普通に歩いていておでこをぶつけたり、不用意にあくびをして指を突っ込んだり、人間が関与せずとも風で大きく揺れてバリッと裂けたりもする。 破れたら直す そんなAKARIだが、公式に修理するという方法はないようだ。製造元でも新しいのを買え、と案内している。近年、シェード部分のみ販売しているのを目にするけれども、常に品薄状態で値段もびっくりするほど高い。 AKARIのシェードは、竹ひごと美濃和紙だけでできている。骨組みとなる竹ひごは複数の円ではなく、蚊取線香のように螺旋状につながる1本線だ。骨組みの表側から、美濃和紙が緯度にすると60度ごとに分割されて貼りつけてある。 実は最初、メンディングテープで破れを補修していたのだが、数か月でテープの粘着力がなくなり、はがれてダメになってしまった。 べたべた貼っていたテープをはがすと和紙も破れてこんな有様に… AKARI は和紙でできているので、やはり和紙で補修したい。が、分厚い和紙だと補修で貼った部分が目立ってしまう。ネットでごく薄い和紙を見つけたので、今回はこの和紙とでんぷん糊で直してみることにした。 糊は水で溶いて使う。 和紙をちぎって 破れの上に重ねたら、上から糊をたっぷりしみ込ませる。 補修用の和紙は薄いのでどんどん重ねて貼っても大丈夫。 和紙の繊維を幾重にも重ねて強度を出す。グラスファイバーで補修している感じだ。 だいたいできた。乾くと和紙はしっかりする。強度は十分だ。 下から見上げると補修あとが気になるが…まあいいことにする。 もとの紙は日に焼けているので、そのうち馴染...

giroflex33のガスシリンダーを交換

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 giroflex33 シンプルなワークチェアが欲しくて、2010年に買ったのが、この「giroflex33」。 購入後、すぐに日本の大手正規販売店が取り扱いをやめてしまったようだ。2023年現在、すでに生産を終了している。そういえば買った当時はもう品薄になっていて、探すのにずいぶん苦労した憶えがある。 ワークチェアというのは可動機構が多いせいか、ゴテゴテ大げさな感じになりがちだ。でもこの33シリーズは、ムダをすべてそぎ落としたようなメカニズム露出のデザインで、シンプルかつコンパクト。リビングの隅に置いても馴染むカジュアルなところがなかなかいい。 そんなgiroflex33だが、10年以上を経過してさすがに疲れが出てきたようである。 座っていると、「コキッ」という小さなショックとともに少しずつ座面が下がるようになった。数分おきに「コキッ」「コキッ」と下がっていき、ついには一番下まで下がりきってしまう。 おそらくガスシリンダーが劣化したのだろう。新しいガスシリンダーに交換しなければならない。 古いガスシリンダーをはずす このgiroflexにどんなガスシリンダーが使われているかを確認する必要がある。 支柱のプラスチックカバーを上げると、中に仕込まれたガスシリンダーが見える。 ガスシリンダーはビスなどで固定されているわけではなく、座面と脚部のあいだに差し込まれているだけだ。 まず、脚部とシリンダーを切り離すことにした。 イスを横に倒して、支柱の一番下に顔を出しているシリンダーの端を、ハンマーで叩く。 10年以上固着したシリンダーはかなり手強かった。相当な強さで、まっすぐに叩き出さなければならない。大きな音がするがひるんではいけない。 はじめはびくともしなかったシリンダーだが、10回ほど力いっぱいガンガン叩いていると、先にピストンの動く方(インナー部分)が抜けた。 次に、脚部にはまったシリンダーの外側(アウター部分)をはずす。 固着がひどいので、外に持ち出してひっくり返し、コンクリートの上に置いてガンガン叩いた。…が、叩いた面が変形するだけで抜ける気配がない。 シリコンスプレーを吹いてしばらく待つ。 待った甲斐があり、4~5回たたきこむとアウター部分が動き始め、さらに叩いてやっと抜けた。 一方、シリンダーのインナー部分はまだ座面側にくっついたままだ。これも固着がひ...

DIYで「女優ミラー」を作ってみた

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自作に挑戦  我が家のドレッサーはこんな感じなのだが、妻から「なんか暗くて使いづらいんだよね」という苦情があるので、この際「女優ミラー」に改造することにした。 改造と言っても、市販のLEDライトを鏡に取り付けるだけである。 巷には色々なLEDライトが出回っている。できるだけシンプルで、安っぽく見えないようなもの(実際安いが)を探して、某ECサイトで購入した。 全部で10個のLEDがつながっていて、電球を両面テープで任意の場所に貼り付けることができるものだ。 電源はUSBから給電し、ケーブルの途中にオンオフスイッチが付いている。両面テープも付属していた。 電球の取り付け まず、10個の電球の取り付け位置を決めて、鏡のフレームに両面テープを貼っておく。 鏡の前にモノを置くと光が遮られるので、底辺部分には電球を取り付けないことにした。 端の方から順に電球をくっつけていく。 配線が表側に目立たないように、ねじって1本の束にしてから、 鏡の裏側に隠すようにする。 これは鏡の上の部分。 養生テープを使って、裏側に引っ張りこんだ配線をとめた。(雑だが、見えないところなので良しとする…) 取り付け完了。 完成 点灯してみると、思ったよりも明るくて、まずまずの出来になった。 配線も前からは見えずほとんど気にならない。 妻にも好評をいただいている。

「ちょっと、いい傘」使ってみませんか?

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日本での傘の「地位」 今年の夏は雨が多い。 雨の街を歩けば、やはり目立つのは使い捨てのビニール傘だ。雨の交差点を渡るとき、すれ違う8割の人は間違いなくビニール傘をさしている。 どこにでも売っているビニール傘。安い。急な雨に降られても、近くのコンビニに駆け込めばワンコインで買えたりする。 一方で、ビニール傘は、使い捨て大量消費の象徴にもなっている。僕はエコ活動家でもそっちの思想家でもないが、雨上がりの道路脇に壊れて放置されている傘を見ると、ちょっとなんだかなあ、と思ってしまう。 傘と言えばビニールでできた透明なやつ、安くてなんぼ、壊れてもなくしても、また買うモノ。日本では、そんな傘のイメージが定着している。 バッグだの靴だのアクセサリーだの、何かとこだわりの強いヒトでも、傘については無頓着な気がするのだ。持ち物として、こだわる必要もない、ということなのかもしれない。 スーツ姿のできるビジネスマン風の男がビニール傘をぶら下げている。有名ブランドで固めたお姉さんは、ヒールの足元を気にしながらコンビニ傘をさして歩いている。だからといって特にとがめられることはない。 イギリスの映画やドラマを観ていると、やっぱり傘をさすシーンがよく出てくる。男も女も黒い傘、というイメージだが、もちろんそこにビニール傘は見たことがない。そもそも洋傘はイギリス紳士の持っていたステッキが始まりだ、という説は本当かどうかはわからないが、傘をさすイギリス人はなぜかカッコいい。 日本で、ちゃんとした傘を持っているヒトを見かけると、「お、やるな」と思うのは僕だけであろうか。 越前の洋傘 越前では、織物工業が盛んだったこともあり、地場産業として洋傘がつくられてきたそうだ。 この傘は、職人の手作りである。かれこれ15年ほど前、たまたま入った百貨店で催事があって、見たら気に入ってしまい購入したものだ。 骨は16本。骨が多いとやや重くはなるが、堅牢でしかもシルエットが美しい。生地は一度張り替えている。 軸と石突きは木でできている。以前、石突きを道路の側溝のグレーチングにひっかけて折ってしまったことがあり、その時も修理をしてもらった。 持ち手は牛革のストラップだ。その辺に引っ掛けられないし、持ちづらくもあるのだが… 気に入ったモノをメンテしながら長く使う、というのは今の日本ではあまり重要視されていない。もともと日本...