10年目のTOGO/トーゴ
10年の経年変化 2010年に家の竣工と同時にリーン・ロゼの展示品のセールで購入した、ソファー「TOGO(トーゴ)」が10年を迎えた。 4タイプのウレタンフォームを組み合わせた構造で、スプリングなどは一切使われていない。独特の張りと、蜂のおなかをイメージしたという蛇腹の凹凸が、気持ちよくカラダを包み込んでくれる。 ぽん、と気軽に置ける軽さもいい。 構造上、耐久性はどうかな、と、当初一抹の不安もあったが、10年たった今でもしっかりしている。 購入時のTOGO TOGOは、ずっと日当たりの良い南側の窓際に置いてある。ウチにはカーテンがないので、直射日光は当たり放題の状態だ。 上の10年前の写真と比べてみると、カバリングが全体に褪色しているようだ。 また、なんとなく、座面の凸凹がならされて平たくなっている気がする。 座面の前部の高さが、低くなっているように見えるのは気のせいだろうか。 いちばんくぼんでいる部分は、ソファの表と裏を太い糸で貫いて両側から引っ張り、大きなボタンで留めてあるのだが、座面の3つのボタンはとれてしまった。そのため、糸で張ることができなくなり、平坦な形状になっている。 単純な構造だから、自分で修理できないこともないような… 座面の端の部分は、座ったり立ったりの摩擦によって、一部ほつれがある。 こちらは日光の当たる窓側のサイド。 さすがに退色が際立っている。 蛇腹の内側と外側で、色の差が激しい。 カジュアルで気楽なTOGO、ちょっとくたびれた感じも僕は好きだ。