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iPhone7のアキレス腱:Lightning-3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタ

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何度も壊れる 壊れたのは、もうこれで6回目です。 アップル Lightning-3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタ。 iPhone7以降、ヘッドフォン用の3.5mmジャックが廃止になりました。 時代はワイヤレスへ、ということでしょうか。アップルの英断、なんて騒いでましたが、気に入ったヘッドフォンで音楽を聴いている人にとっては、ちょっとどうかなと思います。 そういう人たちのために、アップルはこのアダプタを用意しました。Lightning端子→3.5mmステレオミニ端子の変換アダプタです。これを介して、iPhoneの音楽を従来のステレオミニ端子のヘッドフォンで聴けるようになるわけです。 しかし、これ、すぐ壊れます。 もう一度言います。これ、すぐ壊れます。 トラブルの数々 約2年間で、実に6回も壊れました。 不具合の内容はこのようなものです。 ①突然左チャンネルが聴こえなくなる ②突然認識しなくなる ③突然曲を飛ばして突然止まる ④突然左チャンネルが聴こえなくなる ⑤突然認識しなくなる ⑥突然曲を飛ばして突然止まる ちょっと、ヒドくないですか?ネット上でも不具合の報告はかなり多いようです。 製品としては、デジタル信号をアナログに変換するほかもろもろの割とすごい機能を、ミニマムの大きさにまで落とし込んだ、アップルならではのものだとは思うのですが・・。 4回目までは、AppleCare加入中だったので無償交換してもらいました。5回目に壊れた時はもうAppleCareが切れていたので、純正品をヨドバシで購入。税抜きで1,000円也。 で、今回6回目の故障と相成りました。 2019年の1月にヨドバシドットコムで購入したもので、5カ月余りでダメになったことになります。AppleCareは未加入で、さてどうしようか、また1,000円かよ、新品を買ってもいつ壊れるやら・・・と途方にくれていました。 が、ふと、「そもそも製品保証1年なかったっけ」と思いつき、ヨドバシさんに問い合わせると、「アップルに聞いてくれ」と予想通りの回答。 ヨドバシさんから教えてもらったアップルのサポートセンター(0120−277−535)に電話しました。 無償交換可能です 結論は、無償

ウッドデッキは雨の日に

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デッキとは船の甲板のことである。 住宅にデッキをくっつけ始めたのは、いつ頃からだろう。住宅用のエクステリアとして、今や市民権を得た感がある。 天気のいい日にイスでも持ち出して、ゆっくり読書とか、まあ何もしなくともぼーっとして時間を過ごすのもいいものだ。 そんなウッドデッキだが、意外に汚れている。砂や泥、雨、紫外線、熱にさらされて、とくに木材のデッキはひどく汚れている(…樹脂製やアルミ製もあるが…)。 我が家のデッキは木製である。セランガンバツという南の方原産の木で、硬くて丈夫、水に強いためウッドデッキにはよく使われる木材だそうだ。触れてみるとやっぱり密度が高く、ずっしりした感触である。 普段、乾いているデッキはグレーっぽい色でサラサラしていて、木そのものの汚れはまったく見えない。平気で裸足で歩いたりする。 それが、雨で濡れると、デッキってこんなに汚かったのか?とゲンナリするほど汚れていることに気づく。とくに梅雨時など、雨が何日か続いたりすると、木の表面にうっすらと膜のような黒ずんだ汚れが見えてくる。ひどいときには、くすんだ緑色のコケのようなものも。 ここ何ヶ月かウッドデッキ洗いをサボっていたので、そろそろやらなければ、と考えているところだった。 今日は雨。久しぶりにウッドデッキを洗おう。 なぜ雨の日に洗うのか。その理由は、ウッドデッキの構造にある。 デッキブラシなどを使って水を流しながら汚れをこすり落とすのだが、板と板の間に隙間があるために水をかけるそばからどんどん排水されてしまって掃除の効率が上がらないのだ。徒労感は増し無駄な水道代がかかってしまう。 雨は、広範囲に、均等に、しかも継続的に水を供給してくれる。ウッドデッキ洗いには最適なのだ。 また、デッキ全体に十分に水が浸透しているため汚れを落としやすいメリットもある。 雨の中、デッキブラシで木目に沿ってゴシゴシこすり始めると、すぐに信じられないくらいのドロドロの汚れが出てきた。 このドロドロ、こすっているとヒドいニオイを発する。まるでドブのニオイだ。微生物の集合体だろうか。 晴れた日に裸足で歩いていたことを考えると、ちょっとゾッとするほどの汚れだ。 このあと雨はやんでしまい、結局、ウッドデッキ全体の半分程度しか作業が出来なかった。 雨の日を待と

アルミホイール【AMGスタイリング6】のガリ傷を2,000円で修理

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「ガリ傷」と「白サビ」 愛車のアルミホイールを買い換えたのはかれこれ10年以上前のことだ。 このホイール、見た目はスポーティでなかなかカッコいい。ただ、低偏平率のルックスと使い勝手はトレードオフで、いくら気をつけていてもちょっとした縁石で「ガリッ」とやってしまうのは仕方がないことである。 買った当初は、相当慎重になって臆病な運転をしていた。でも、喉元過ぎれば…という感じで、何年か経過するうちに当初の慎重さはどこかに行ってしまい、気がつけばホイールはガリ傷だらけ、となってしまっていた。 あらためて見てみると、かなりのダメージがある。遠目で見てもかなり目立つ。 ひどいのは、リム外周部の「ガリ傷」だ。特に、左フロント。キズのギザギザは、深さ1.5〜2mmはあるだろうか。何度となく縁石などを引っかけたり、こすったりしてしまったのだろう。 ガリ傷には、黒い油脂を含んだタールのような、固まったブレーキダストのような汚れが食い込んでいる。 また、「白サビ」と言われる腐食が、リムに限らずいたるところに蔓延しているのであった。 白サビ発生のメカニズム 悩ましいのは、この「白サビ」だ。 アルミ(合金ですが)は錆びにくい材質だが、さりとて金属、置かれた環境により劣化は進む。 一般に、乾燥した空気中では、アルミの表面は、酸化アルミニウムのごく薄い膜で覆われているそうで、この薄い層が内部への腐食の進行を食い止めているらしい。「白サビ」はその酸化膜の上に発生して、鉄のサビのようにどんどん内部に進行することはないようだが、見た目にも気持ちのいいものではない。 アルミホイールの金属面には、表面の保護のため、硬いクリア塗料が塗装されている。このクリア層は非常に硬いので、比較的小さな物理的衝撃によるキズを防いでくれる。また、外気や水を遮断して酸化を防ぎ、加水による劣化を食い止めている。 ところが、キズがついてクリア層が剥がれ、アルミの金属面が露わになると、その場所が入り口となり、外気と水分がクリア層とアルミの間に入り込んでいって、ジワジワとアルミを劣化させていく。白く濁った線がミミズのように広がっているのは、水分などがクリア層の下に地下茎を張るように染み込んでいった跡だ。 このような白サビがホイールの中央部にも多く見られ

これって、後ノリ?

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盲信する「後ノリ」ドラマー バンドのリハーサルが終わった飲み屋で、ベースのSくんから、「今日のこの曲のタメ、良かったっすねー」と言われた。 僕のドラムは、フロアタムをハイハットのかわりに叩くパターンがとても多い。重たいビートを生もうといつも意識していて、8ビートなら2拍4拍のスネアをグッとタメて打っているのは事実である。いわゆる「後ノリ」というやつだ。 なので、Sくんからそう言われたとき、ああわかってくれてるんだなと素直に喜んだ。そんなこともあって、その後も重たい音を出したい一心で後ノリドラムを心がけていた。フロアタムを多用する曲はもちろん、普通の8ビート、速めの16ビートも全て重く、重く。 半年ほど経って、バンドの数曲をレコーディングしようということになった。もちろん全てがセルフレコーディングだ。 まずはドラムのみ一発録りからだ。普段のバンド練習では使わないので、ヘッドフォンでクリックを聴きながらの演奏は苦手である…。 クリックに合わせるのに四苦八苦しながらなんとか録り終えて、あー終わったとホッと一息ついたところで、録り終えた音をチェックしていたギターのTくんが、ちょっと申し訳なさそうに顔を上げて言った。 「もう1テイクいきます?」 後ノリ神話の崩壊 「もういっかい…?」 いつも演っている得意な曲だった。録り終えた時にはある程度の自信と満足感があった。 もう一回やり直すなんて!と心で毒づきながら「いや、いい、いい。これがベストテイクだよ」と僕は答えていた。 そして翌日、レコーディングしたテイクを聴いた。 違う。なにか、自分の叩いてる時のリズムのイメージと、録音したリズムのそれがまったく違うのだ。録ったリズムはなんというか、スピード感がない。もっさりしている。 クリック音を入れてよく聴いてみた。ハッキリと分かった。 明らかにスネアが遅れている! シンプルなバスドラ4つ打ちの8ビートでは、2拍・4拍でスネアとバスドラが同時に鳴るはずなのだが・・ズレて2音に聴こえたのだ。バスドラが先行して、いや、スネアが遅れて、「ド・タ!」と鳴る。なんでもないリズムなのに、こんなはずじゃない、という気持ちだった。 フィルインやキメの部分は、聴いててほんとに気持ちが悪い・・。「後ノリ」で「重い」などと勝手に思い込んでいたものが、こんなにバラバラにズレた