投稿

10月, 2019の投稿を表示しています

素人手抜きレシピ:タルタ・デ・サンティアゴ

イメージ
スペイン北部・ガリシアの素朴な伝統菓子 タルタ・デ・サンティアゴというお菓子。 新約聖書に登場するイエスの使徒のひとり、サンティアゴ(つまり聖ヤコブ)の遺骸がまつられているという、サンティアゴ・デ・コンポステーラの修道院で作られたのが始まりだそうだ。 本来は、十字架を型どり、粉糖で表面を飾りつける。 材料は、アーモンドの粉と卵と砂糖だけである。材料をぜんぶ混ぜあわせるだけで、超カンタンに焼ける素朴なお菓子だ。 材料 (直径23cmのタルト型) ・アーモンドプードル:150g ・砂糖:100g ・卵:3個 ・シナモンパウダー:適宜 ◆甘さ控えめのレシピ。砂糖は120gまで、お好みで増やしても構わない。スペインのお菓子はかなり甘いそうだ。 生地をつくる 1 アーモンドプードルと砂糖をボウルに入れ、ざっと混ぜ合わせる。 2 卵を割り入れる。 3 泡立て器でよくかき混ぜる。 4 シナモンを適量加えて混ぜる。 型を準備する 5 型にバターを塗っておく。 6 オーブンを170℃に予熱する。 焼く 7 型に生地を流し込む。 8 170℃のオーブンで30~40分焼く。 出来上がり 10 粗熱をとったら型からはずす。 なんの変哲もないアーモンドケーキであるが… 1日置くと、しっとりして美味しくなる。 レモンやオレンジの皮をすりおろして入れたり、ラム酒などを入れたりしても美味しい。

「オープンリムショット」について考える

イメージ
あれ?リム打ってないの? こう言われたのは大学に入ったばかりの時だ。 音楽サークルでバンドを組んで、僕はドラムをやっていたのだが、僕らの演奏を聴いていた先輩のドラマーに、こう指摘されたのである。 「リムショットしないとスネアが聴こえないぞ」 「…リムショット?なんですかそれ?」 先輩は、スネアのリムとヘッドを同時に叩くとデカイ抜けた音になるんだ、と教えてくれた。ロックのドラマーはみんなやってるよ。オープンリムショットできないとな。 当時、バンドはかなりな轟音で練習していて、あとからギターのKくんに聞いたことがあるが、練習のときはいつも、ジャズコーラスのボリュームが「10」だったそうだ。 このバンドの音にスネアの音が埋もれていたのか。 自分では、それなりに大きな音が出せているという自負があったので、先輩の言葉にはかなりショックを受けた。 その日から、オープンリムショットの習得のため、躍起になって練習に打ち込んだことは言うまでもない。スコーンと抜ける、大音量のバンドの音に負けない、そんなスネアのショットを目指した。 思えばそれから何十年も、スネアに限らずタムタム、フロアタム含めすべてのタイコをオープンリムショットで叩いてきた。すべての曲で、すべてのアタックを、オープンリムショットで叩いた。たまに人から「相変わらずタイトな音だねー」などとほめられたりして、自分でも、まあそこそこはいけてるかな、と満足したり… ドラマーとして、数年前からスランプ(?)に見舞われている僕であるが、実のところ、不調の一因はこのオープンリムショットにあるのではないかと考えている。 アタックのタイミングが遅れる 僕の場合、リキむと、遅れる。 ここ最近、脱力を意識するとアタックの遅れが解消してきたことから、リキむと遅れる、という事実は疑いようがない。 振り返ると、僕のオープンリムショットは、 1 スティックを強く握り 2 スティックがぶれないように手首を固定して 3 スティックと手首がつくる角度を90度ほどに保ち 4 そのまま腕を振り下ろし 5 力を込めてリムにスティックをアタックさせ 6 スティックがしなることによってヘッドを叩き 7 そのまま押さえつける という一連

素人手抜きレシピ:誰でもできる、こねなくていいバゲット

イメージ
バゲットは難しい? バゲット…フランスパンのこと。フランス語で、棒とか杖とかの意味だそうだ。 一般的に、バゲットをつくるのは難しいとされている。余計なものを入れない、もっともシンプルなパンだからこそ、難易度は高いのかもしれない。 調べると、いろいろなレシピがあって、確かに難しそうだなと感じる作り方は山ほどある。 粉の種類から始まり、水の硬度、こね方、オーブンに求められる性能、天然酵母、細かな発酵温度と時間管理、焼き上げる温度などなど…こだわればキリがない。 そもそも、 パンは家庭料理であるし、僕のような素人からすると、いつでも気軽にできて、あぁ、焼きたてはウマイな、と言えればそれでいいと思う。材料の分量ややり方が多少違っていても、それなりにおいしいパンは焼ける。 ほとんど生地に触らずにできる、技術力不要のテキトーお手軽超省力化レシピである。基本、生地はこねず、ほったらかしにしておく。 材料 (バゲット2本分) 強力粉:130g 薄力粉:130g 塩:5g ドライイースト:小さじ1弱 水:200㏄ ちなみに、塩5gは、小さじのスプーンにこのくらいの量だ。 ドライイーストはこのくらい。 材料を混ぜる 1 強力粉、薄力粉、塩、ドライイーストをボウルに入れて、ざっとかき混ぜる。 2 水を一気に加える。 3 ゴムべらで、全体を切るように混ぜ合わせる。最初は混ぜにくいが、やってるうちになんとかなる。 4 粉と水がなじんで、粉っぽさがなくなってきて、なんとなくまとまれば大丈夫です。 生地を休ませる 5 このままラップをして、室温で30分間寝かせる。何で?と思ってしまうが、この休ませる時間が非常に重要らしい。時間が、生地をつなげて、伸びやすくしてくれる。 生地を折りたたむ 6 ゴムべらを使って、端のほうから中心部に向けて生地を伸ばし、たたむようにまとめる。生地の周りをぐるっと5~6箇所行う。 7 ラップをして20分間休ませる。 生地を折りたたむ(2回目) 8 6と同様に生地をたたむ。生地は伸びやすくなっている。 1次発酵 9 ラップを