投稿

2019の投稿を表示しています

油膜取りにはコスパ最高キイロビン

イメージ
2019年の10月は、東京で15日間連続の降雨を記録、関東には次々と台風が上陸し、過去経験したことのない規模の大型台風まで経験した。 そんな雨の続いた季節、気になって仕方なかったのが、クルマの窓ガラスである。 普段は洗車もせず、当たり前と言えば当たり前なのだが、雨の日、フロントウィンドウが油膜ギラギラで、ほとんど何も見えない状態になってしまい、常々危ないなーと気になっていたのだ。 そこで、油膜取りと言えば定番の「キイロビン」を買ってきた。正式な商品名は「プロスタッフ 油膜 被膜 専門クリーナー キイロビン」である。 これはノーマルバージョンですが、どうやらもっと高性能番もあるようだ。 どこでも買えて、しかもリーズナブル。 早速試してみる。 まず、ガラスを水洗いします。ホコリや細かい砂を除去するためなので、さっと洗えば良い。 付属のスポンジを軽く濡らして、キイロビンをこのくらい落とす。 まずはフロントウインドウから。 最初は薬液が弾いているが、縦、横、と軽くこすっていくうちに、段々馴染んでくる。 薬液を水で洗い流します。 と、水弾きがなくなって、するーっと水が落ちるガラス面になった。すごい。カンタンだ。 逆サイドから見ると分かりやすいだろうか。手前半分のフロントガラスは未加工で、水弾きがある。 サイドも同様に磨く。 特に効果的なのはサイドミラー。施工前後を比べるとよくわかる。 雨の夜間など、後方の視界が確保されて安心である。 今回、初めて使ったキイロビン。カンタンで、効果絶大、その上リーズナブルと、3拍子揃っている。 油膜取りの定番、と称されるのも頷ける結果だった。

3人足りない4人組。ギャング・オブ・フォー来日公演2019

イメージ
遭遇 2019年10月。 ギャング・オブ・フォー来日公演の2日目、代官山UNITに行ってきた。 雨上がりの恵比寿駅から10分ほど歩くと、鎗ヶ崎の交差点のすぐ向こうに、ライブハウスが見えてくる。 ああ、開演までまだ30分もあるな、どうしようか、と思いながら角を曲がる。すると、左手の横断歩道の向こう側から、背中を丸めてヒョコヒョコこちらに歩いてくる、金髪の男性が目に入りました。 「…あ…あ」 アンディ・ギル氏であった。 「うあああああ!」(無言だが)と固まっている僕の前を、彼はやっぱりヒョコヒョコと通り過ぎ、会場であるUNITの裏口へ向かう。そしてドアに手をかけると、視線に気づいたのか、こちらを振り向き、にっこり柔らかく微笑みました。 駆け寄ってでも握手してもらえばよかった、と僕は今でも後悔している。 開演 会場を見渡すと、それなりの齢を重ねた顔が多い。殺気はなく、のんびりと開演を待っています。 近々来日するストラングラーズの曲を聴いて、ああ、いいな、とか思っていると、客電が落ちてきた。 そして、予定より約30分押しで、4人のメンバーがステージに姿を現した。 ギル氏はいつものようにステージ向かって右手に立った。ストラトキャスターを手にすると、フィードバックを鳴らしはじめる。 さっき見たときとは違って、彼の眼光は鋭くなっていた。皮肉を含んだ不敵な顔だ。ギターアンプに近づくと、弦を弾き、引っ掻き、叩き、たっぷりとノイズを鳴らす。 十分にフィードバックが広がり、1曲め『Anthrax』のドラムが入ってきた。 四人組 ギャング・オブ・フォー ギャング・オブ・フォーは、おそらく、僕自身の音楽的基礎の3分の1を占めているバンドである。 10代の僕の耳に入ってきた彼らの音は、当時とてつもなく衝撃的だった。 アンディ・ギルのギターの破壊力は言うに及ばす、ドラムを始めたばかりだった僕は、今まで聴いたこともないビートに夢中になったのだ。 オリジナルのリズム隊は、ドラムのヒューゴ・バーナム、ベースはデイヴ・アレンだった。アンディ・ギルのギターばかりに焦点があたりがちなギャング・オブ・フォーだが、インプロ的に感覚で鳴らすギルのギターは、革新的なこ

素人手抜きレシピ:タルタ・デ・サンティアゴ

イメージ
スペイン北部・ガリシアの素朴な伝統菓子 タルタ・デ・サンティアゴというお菓子。 新約聖書に登場するイエスの使徒のひとり、サンティアゴ(つまり聖ヤコブ)の遺骸がまつられているという、サンティアゴ・デ・コンポステーラの修道院で作られたのが始まりだそうだ。 本来は、十字架を型どり、粉糖で表面を飾りつける。 材料は、アーモンドの粉と卵と砂糖だけである。材料をぜんぶ混ぜあわせるだけで、超カンタンに焼ける素朴なお菓子だ。 材料 (直径23cmのタルト型) ・アーモンドプードル:150g ・砂糖:100g ・卵:3個 ・シナモンパウダー:適宜 ◆甘さ控えめのレシピ。砂糖は120gまで、お好みで増やしても構わない。スペインのお菓子はかなり甘いそうだ。 生地をつくる 1 アーモンドプードルと砂糖をボウルに入れ、ざっと混ぜ合わせる。 2 卵を割り入れる。 3 泡立て器でよくかき混ぜる。 4 シナモンを適量加えて混ぜる。 型を準備する 5 型にバターを塗っておく。 6 オーブンを170℃に予熱する。 焼く 7 型に生地を流し込む。 8 170℃のオーブンで30~40分焼く。 出来上がり 10 粗熱をとったら型からはずす。 なんの変哲もないアーモンドケーキであるが… 1日置くと、しっとりして美味しくなる。 レモンやオレンジの皮をすりおろして入れたり、ラム酒などを入れたりしても美味しい。

「オープンリムショット」について考える

イメージ
あれ?リム打ってないの? こう言われたのは大学に入ったばかりの時だ。 音楽サークルでバンドを組んで、僕はドラムをやっていたのだが、僕らの演奏を聴いていた先輩のドラマーに、こう指摘されたのである。 「リムショットしないとスネアが聴こえないぞ」 「…リムショット?なんですかそれ?」 先輩は、スネアのリムとヘッドを同時に叩くとデカイ抜けた音になるんだ、と教えてくれた。ロックのドラマーはみんなやってるよ。オープンリムショットできないとな。 当時、バンドはかなりな轟音で練習していて、あとからギターのKくんに聞いたことがあるが、練習のときはいつも、ジャズコーラスのボリュームが「10」だったそうだ。 このバンドの音にスネアの音が埋もれていたのか。 自分では、それなりに大きな音が出せているという自負があったので、先輩の言葉にはかなりショックを受けた。 その日から、オープンリムショットの習得のため、躍起になって練習に打ち込んだことは言うまでもない。スコーンと抜ける、大音量のバンドの音に負けない、そんなスネアのショットを目指した。 思えばそれから何十年も、スネアに限らずタムタム、フロアタム含めすべてのタイコをオープンリムショットで叩いてきた。すべての曲で、すべてのアタックを、オープンリムショットで叩いた。たまに人から「相変わらずタイトな音だねー」などとほめられたりして、自分でも、まあそこそこはいけてるかな、と満足したり… ドラマーとして、数年前からスランプ(?)に見舞われている僕であるが、実のところ、不調の一因はこのオープンリムショットにあるのではないかと考えている。 アタックのタイミングが遅れる 僕の場合、リキむと、遅れる。 ここ最近、脱力を意識するとアタックの遅れが解消してきたことから、リキむと遅れる、という事実は疑いようがない。 振り返ると、僕のオープンリムショットは、 1 スティックを強く握り 2 スティックがぶれないように手首を固定して 3 スティックと手首がつくる角度を90度ほどに保ち 4 そのまま腕を振り下ろし 5 力を込めてリムにスティックをアタックさせ 6 スティックがしなることによってヘッドを叩き 7 そのまま押さえつける という一連

素人手抜きレシピ:誰でもできる、こねなくていいバゲット

イメージ
バゲットは難しい? バゲット…フランスパンのこと。フランス語で、棒とか杖とかの意味だそうだ。 一般的に、バゲットをつくるのは難しいとされている。余計なものを入れない、もっともシンプルなパンだからこそ、難易度は高いのかもしれない。 調べると、いろいろなレシピがあって、確かに難しそうだなと感じる作り方は山ほどある。 粉の種類から始まり、水の硬度、こね方、オーブンに求められる性能、天然酵母、細かな発酵温度と時間管理、焼き上げる温度などなど…こだわればキリがない。 そもそも、 パンは家庭料理であるし、僕のような素人からすると、いつでも気軽にできて、あぁ、焼きたてはウマイな、と言えればそれでいいと思う。材料の分量ややり方が多少違っていても、それなりにおいしいパンは焼ける。 ほとんど生地に触らずにできる、技術力不要のテキトーお手軽超省力化レシピである。基本、生地はこねず、ほったらかしにしておく。 材料 (バゲット2本分) 強力粉:130g 薄力粉:130g 塩:5g ドライイースト:小さじ1弱 水:200㏄ ちなみに、塩5gは、小さじのスプーンにこのくらいの量だ。 ドライイーストはこのくらい。 材料を混ぜる 1 強力粉、薄力粉、塩、ドライイーストをボウルに入れて、ざっとかき混ぜる。 2 水を一気に加える。 3 ゴムべらで、全体を切るように混ぜ合わせる。最初は混ぜにくいが、やってるうちになんとかなる。 4 粉と水がなじんで、粉っぽさがなくなってきて、なんとなくまとまれば大丈夫です。 生地を休ませる 5 このままラップをして、室温で30分間寝かせる。何で?と思ってしまうが、この休ませる時間が非常に重要らしい。時間が、生地をつなげて、伸びやすくしてくれる。 生地を折りたたむ 6 ゴムべらを使って、端のほうから中心部に向けて生地を伸ばし、たたむようにまとめる。生地の周りをぐるっと5~6箇所行う。 7 ラップをして20分間休ませる。 生地を折りたたむ(2回目) 8 6と同様に生地をたたむ。生地は伸びやすくなっている。 1次発酵 9 ラップを

Googleマップのナビだけで500km走れるか

イメージ
Googleマップのナビにまかせる 久しぶりに休みがとれたので、帰省するついでに金沢の友人に会ってくることにした。ちなみに全行程を「下道」で走ってみよう、と決めたのは、その出発直後だった。 3連休の初日の朝だし、高速道路はどこへ行っても混雑することは目に見えている。今回は時間に余裕がある。ひとりだというのもあって、まあのんびりぜんぶ下道で行ってみようか、となったのだ。 実は、試したかったことがある。 Googleマップのナビに全てをまかせたらどうなんだろう、ということだ。 Googleがゼンリンから地図データの供給を受けることをやめたのか、あるいは止められたのかは不明だが、Googleマップのナビゲーションについて、最近の評価はあまり芳しくない。主要幹線道路と狭い道との区別がつかないとか、獣道のような道を通れと指示するとか・・等々の報告が目立っている。 ぼくはいわゆるカーナビというハードウエアは持っていないので、クルマで出掛ける際にはスマホのGoogleマップのナビゲーションを使っていた。 前出のGoogleマップの評価とぼくの印象は違っていて、使うたびに「最近はスマホのナビアプリも賢くなってるなあ」と感じていた。機会があれば、Googleマップを、知らない場所への長距離ドライブで試してみたい、と常々思っていたのである。 逗子から小浜までを下道で 「福井県小浜市まで高速を使わない道順を教えて」 出発の際、Googleに音声で指示したのはこれだけだ。 最適なルートとしてGoogleが提案してきたのは、 国道134号から1号線を経由して箱根を越え、三島まで下りる →ほぼ東海道新幹線と並行して名古屋市街地の南側を通って桑名へ →北上して長浜を通過し、琵琶湖の北側へ回り込む →高島から若狭湾へ抜けて小浜へ というルートだった。予想所要時間は10時間29分、と表示された 。 では出発しよう。 マップ画面は見ないようにして、ただ粛々と音声案内に従って車を走らる。 神奈川県内は勝手知ったるところ、箱根を越えてから、国道1号でだだっ広い静岡県をただひたすら進む。幹線道路のかなりの割合がバイパス化されていて、信号がほとんどなく流れも速いので、高速道路と遜色はなかった。 浜名湖を超え

古くなった靴、捨てますか?それとも…

イメージ
通勤用に履いているレザーソールの靴である。週に1~2回ほどの頻度で、2年半ほど履いてきた。 革のソールがかなり傷んでいる。 ソールの革は一部擦りきれてしまって、コルクの層が見えている。そろそろ手を打たないと…という時期だ。 この靴は、千葉にある靴メーカー「東立製靴株式会社」がつくった、自社ブランド「ショーンハイト」の靴だ。 東立製靴は、おそらく、国産の「ちゃんとした」靴を製造する、もっとも良心的なメーカーだ、と僕は勝手に思っている。 ショーンハイトの靴は、すべて「グッドイヤーウェルト製法」で作られているとのこと。専門的なことはよくわからないが、グッドイヤーウェルト製法は非常に手間のかかる作り方だそうでだ。これにより、頑丈で、かつメンテナンスのしやすい靴が出来上がるという。 従って、メーカーでも、靴の修理に対するサービス体制に抜かりはない。オールソール張り替えを、9,720円(税抜き)でやってもらえるそうである。とても良心的。 まあ、「靴の底を替えるだけで1万円」が、お得なのかどうか、人それぞれの感じ方次第だとは思うが。 こんにち、靴のソールは、今やほとんどがラバー製である。ラバーは丈夫で長持ち、水に強くて扱いやすいし、滑りにくい。 さりとてラバーも履き込めば、磨り減ってきたりひび割れたり、劣化はする。 劣化したら、どうするか…古くなって傷んだラバーソールの靴をわざわざ修理する人はいないだろう。そもそも、修理したくても修理できない靴がほとんどかもしれない。 それは即ち、捨てるしかない、ということ。 さて、僕の靴だが、もう少し様子を見て、オールソール張り替えをお願いするつもりでいる。 靴に限らず、気に入ったモノなのだから、できればメンテナンスを繰り返しながら長く付き合っていきたいものである。

ハンスグローエのシャワーホース交換

イメージ
交換はカンタン この家の竣工時から頑張ってくれたハンスグローエのシャワーだが、もう10年が経過した。 ここに来てシャワーホースの継ぎ手のあたりから、水が漏れてくるようになった。というより、ジャバジャバ流れ出すような状態になってしまったので、シャワーホースを交換することにした。 シャワーヘッドとホースの構造はよくわからないのだが、手で結合部分を無造作につかんでひねってみると、グリッ…とワケもなく回転する。 そのままくるくるネジを回すと、シャワーヘッドとホースが簡単にはずせた。 水栓とホースの継ぎ目も、同じようにはずす。 シャワーホースのネジサイズ∶「G1/2」とは シャワーホースなどに使われる、「ねじ」の形式について調べてみた。 やはり、何種類かの形式が存在する。色々なメーカーで、使っている形式にバラつきがあるようである。 ハンスグローエが採用しているのは、「G1/2」という規格だ。(以下、モノタロウさんのサイトを参考にした) この「G」は、「管用平行ネジ」と呼ばれるねじの形状の種類を指す。 使われている管用平行ネジは、円筒形のねじで、先端まで均一の太さ(平行)になっている。主に機械部品の接合などに使用されるそうだ。 おねじ・めねじ共にISO規格で「G」と表し、このあとににサイズを付け加える。 「1/2」サイズは、4分とも呼ばれ、ねじ山の数は14、おねじ外径20.955、めねじ内径18.631、というふうに決まっている。 他の規格では、ねじの形が平行でない「テーパーネジ」がある。文字通りテーパーしている、つまり、先端に向かって細くなっているねじで、締める力が非常に強い特性があるそうだ。これに対しG1/2は、ねじが平行であるため、比較的着脱がしやすく、海外製品の主流規格になっているようである。 グローエとハンスグローエ さて、ハンスグローエはドイツのメーカーである。一方、「グローエ」というメーカーも有名で、これまたドイツの、別の会社だ。資本関係はないそうだが、それぞれの創業者は、親子関係にあるとのこと。 ハンスグローエ製品はやはりそれなりに値が張るので、別メーカーでG1/2規格の格安シャワーホースを探すが、なかなか国産のもので同規格のもの