古くなった靴、捨てますか?それとも…
通勤用に履いているレザーソールの靴である。週に1~2回ほどの頻度で、2年半ほど履いてきた。 革のソールがかなり傷んでいる。 ソールの革は一部擦りきれてしまって、コルクの層が見えている。そろそろ手を打たないと…という時期だ。 この靴は、千葉にある靴メーカー「東立製靴株式会社」がつくった、自社ブランド「ショーンハイト」の靴だ。 東立製靴は、おそらく、国産の「ちゃんとした」靴を製造する、もっとも良心的なメーカーだ、と僕は勝手に思っている。 ショーンハイトの靴は、すべて「グッドイヤーウェルト製法」で作られているとのこと。専門的なことはよくわからないが、グッドイヤーウェルト製法は非常に手間のかかる作り方だそうでだ。これにより、頑丈で、かつメンテナンスのしやすい靴が出来上がるという。 従って、メーカーでも、靴の修理に対するサービス体制に抜かりはない。オールソール張り替えを、9,720円(税抜き)でやってもらえるそうである。とても良心的。 まあ、「靴の底を替えるだけで1万円」が、お得なのかどうか、人それぞれの感じ方次第だとは思うが。 こんにち、靴のソールは、今やほとんどがラバー製である。ラバーは丈夫で長持ち、水に強くて扱いやすいし、滑りにくい。 さりとてラバーも履き込めば、磨り減ってきたりひび割れたり、劣化はする。 劣化したら、どうするか…古くなって傷んだラバーソールの靴をわざわざ修理する人はいないだろう。そもそも、修理したくても修理できない靴がほとんどかもしれない。 それは即ち、捨てるしかない、ということ。 さて、僕の靴だが、もう少し様子を見て、オールソール張り替えをお願いするつもりでいる。 靴に限らず、気に入ったモノなのだから、できればメンテナンスを繰り返しながら長く付き合っていきたいものである。