ハンスグローエのシャワーホース交換

交換はカンタン


この家の竣工時から頑張ってくれたハンスグローエのシャワーだが、もう10年が経過した。
ここに来てシャワーホースの継ぎ手のあたりから、水が漏れてくるようになった。というより、ジャバジャバ流れ出すような状態になってしまったので、シャワーホースを交換することにした。

シャワーヘッドとホースの構造はよくわからないのだが、手で結合部分を無造作につかんでひねってみると、グリッ…とワケもなく回転する。


そのままくるくるネジを回すと、シャワーヘッドとホースが簡単にはずせた。
水栓とホースの継ぎ目も、同じようにはずす。


シャワーホースのネジサイズ∶「G1/2」とは


シャワーホースなどに使われる、「ねじ」の形式について調べてみた。
やはり、何種類かの形式が存在する。色々なメーカーで、使っている形式にバラつきがあるようである。

ハンスグローエが採用しているのは、「G1/2」という規格だ。(以下、モノタロウさんのサイトを参考にした)

この「G」は、「管用平行ネジ」と呼ばれるねじの形状の種類を指す。
使われている管用平行ネジは、円筒形のねじで、先端まで均一の太さ(平行)になっている。主に機械部品の接合などに使用されるそうだ。

おねじ・めねじ共にISO規格で「G」と表し、このあとににサイズを付け加える。
「1/2」サイズは、4分とも呼ばれ、ねじ山の数は14、おねじ外径20.955、めねじ内径18.631、というふうに決まっている。

他の規格では、ねじの形が平行でない「テーパーネジ」がある。文字通りテーパーしている、つまり、先端に向かって細くなっているねじで、締める力が非常に強い特性があるそうだ。これに対しG1/2は、ねじが平行であるため、比較的着脱がしやすく、海外製品の主流規格になっているようである。


グローエとハンスグローエ


さて、ハンスグローエはドイツのメーカーである。一方、「グローエ」というメーカーも有名で、これまたドイツの、別の会社だ。資本関係はないそうだが、それぞれの創業者は、親子関係にあるとのこと。

ハンスグローエ製品はやはりそれなりに値が張るので、別メーカーでG1/2規格の格安シャワーホースを探すが、なかなか国産のもので同規格のものはなかった。
そこで、フリマアプリでグローエまたはハンスグローエ製品を探すこと1ヶ月、やっとのことでちょうどいいモノが見つかった。

ハンスグローエの「イシフレックス」1750mm。


内部の金属構造を、樹脂製の素材で覆ったものだ。外側の素材が樹脂製だと、ホースが肌に触れたときに冷たく感じないとか、バスルームにキズをつけないとか、利点はある。

取り付け


取り付けは、前述のとおり、手でくるくるねじ込むだけだ。
ゴム製のパッキンが付属していた。シャワーヘッド側、水栓側、両方に挿入する。


水栓部分に取り付けると、刻印がピッタリと前を向く。


ホースだけピカピカに感じるが、すぐに慣れるだろう。


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