メルセデス【S124】外気導入でエアコンの風が出ない!

エアコンの風が出ない


実はさっき気がついた。エアコンの風が出ていない。

外環は事故で渋滞していた。4月だけどもう20℃を超えている。S124のフロントガラスからは強い陽が差し込んできて車内はとても暑い。
エアコンが効いていなかった。風量ダイヤルを2から3に上げる。ブロアモーターの音は大きくなるが、エアベントからの風はほとんど出ていないようだ。

おかしいな。
内気循環ボタンを押してみた。すると、勢いよく風が吹き出してくるではないか。空気はちゃんと冷えている。

バキュームシステム

外気導入でエアコンの風が出ない、というのはどういうことだろうか。

ウチのS124はエアコンのフィルターを備える後期型である。エアコンシステムは「クライメートコントロール」システムと呼ばれる。温度、湿度、風量などを自動的に管理・調整し、一定の快適な室内環境を維持する空調システム、ということだ。

ただ、そこは30年以上前のシステム。エアーの取り込みや流れは、バキュームで駆動する弁やフラップで制御している。各所にエンジンの排気からつながるチューブが張り巡らされており、チューブ内の負圧(吸い込む力)を動力にするわけだ。

旧い124では、多くの場合、このバキュームシステムに不具合が見つかる。バキュームチューブが劣化して気密性がなくなったり、バキュームを動力に変えるアクチュエータが壊れたり、なかなかの鬼門らしい。

前述の外気導入か内気循環かを制御するのも、バキュームで駆動するフラップによるものだ。このS124も、バキュームシステムにどこかしら問題があるのかもしれない。
ちょっと厄介なことになりそうだ。

外気導入フラップ

まず見るべきは外気導入フラップが正常に作動するかどうか。
バキュームの取り回しやアクチュエータはほとんどバルクヘッドの中に収まっていて、ダッシュボードを全部取り外さないとアクセスできない。でも外気導入フラップの動きならエンジン側から見ることができる。


さらにワイパーまわりをバラして、エアコンフィルターを取り外すとフラップにたどり着く。

奥の茶色い板がフラップ。外気導入モードになっている。

見ると、フラップは外気導入モードの状態だった。

エンジンをかけて、ブロアモーターとフラップが正常に動くかを確かめてみる。

ブロアファンはちゃんと動いている。


内気循環のスイッチを押すと…


フラップはしっかり作動している!


粗悪なフィルター

風が出ないのはバキュームシステムの問題ではなかった。ということはもしかして…

改めて外気導入モードにして、エアフィルターをはずしてエアコンをつけるとエアベントから勢いよく風が吹き出してくる。
次にエアフィルターを取り付けてエアコンをつけてみた。全く風が出てこなかった。

外気導入モードの時、フラップは奥に引っ込んで吸入口のスペースを作り、エアコンフィルターを間に介して外の空気を取り入れる。今、フラップはちゃんと引っ込んで吸入口のスペースはできているのに、風が出てこないということは…

エアコンフィルターが原因だったのだ。

1ヶ月前にエアコンフィルターを交換していた。激安の中華製だった。このフィルターが元凶だったのだ。
取り外してよくよく見ると、フィルター部分は分厚いボール紙のようだ。柔軟性はなく、息を吹きかけてみても通気性は全くなかった。


安い粗悪品に飛びついた自分が悪かったのだ。

100均で薄い不織布フィルターを買ってきて自作した。

見栄えは気にしない

風はビュンビュン吹いてくるようになった。









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