フーリガンのタイヤを交換

タイヤの交換はカンタン


キャノンデール・フーリガンのリアタイヤがちょっとすり減ってきたので、交換することにした。


標準のタイヤは、シュワルベのデュラノ26-406(20×1.10)だ。スリックに近く、幅が細いので、すごく軽く音もなく転がって、いいタイヤだったと思う。

ただ、フーリガンはフレームの強度がガチガチに高く、細めのタイヤだと、路面からの突き上げが直接的で、少々気になる感じるときがあった。
このフレームには少し太めのタイヤも合うのではないか、と前々から考えていて、実は先にフロントタイヤだけ交換をしていた。今回はリアタイヤの交換を行う。

MTB やロードバイクなら、大抵クイックリリースレバーがあるので、工具などは必要なく、従って経験がなくても簡単にタイヤ交換が可能だ。

1. 用意するもの


軍手とタイヤの空気入れ、それにタイヤレバーを用意する。もちろん新しいタイヤとチューブも必要。


タイヤレバーは、タイヤをホイールからはずすとき、タイヤをホイールにはめ込むときに使う。なくてもできるかもしれないが、あった方が100倍楽である。

今回は、パナレーサー「パセラコンパクト」 20×1.5で、少し太いサイズにした。
タイヤサイズが変わるためチューブも購入した。こちらももパナレーサーで、スタンダードチューブ 20×1.5~1.75 仏式バルブチューブ(34mm)だ。



2.タイヤユニットを車体からはずす


①まず、作業しやすいように、自転車をひっくり返しておく。
ハンドルバー等に傷がつく恐れがあるときは、ウエスなり段ボールなりを敷いた方がいい。


②クイックリリースレバーを緩める。
かなり固いが、ひるまずに、グイっと引き起こして反対側に倒す。
このモデルのリアはディスクブレーキなので、作業は楽だ。


③リリースレバーを倒すと、リアタイヤの車軸を両端からはさんでいるフレームが広げられて、リアタイヤがはずせる状態になる。
キツければ、ネジを緩める要領でタイヤの軸を回して調整する。


④リアタイヤユニットをはずすためには、スプロケット(歯車)に掛かっているチェーンをはずさなければならない。
リアのディレイラーを前側に倒すと、張っていたチェーンが緩む。


⑤チェーンが緩んだ状態でタイヤを上に持ち上げると、簡単にリアタイヤユニットがはずせる。


⑥リアタイヤユニットがはずせた。


3.タイヤをホイールからはずす


①タイヤの空気を完全に抜く。


②バルブのナットを回して取り外す。


③タイヤのリムの片側を、ホイールの外側にはずしていく。
とっかかりは、バルブの反対側の部分から始める。最初の一ヵ所をはずすときは、タイヤレバーを使ってテコの原理でこじ開けるようにする。


④とっかかりの一ヵ所のリムが外側に落ちたら、そのままタイヤレバーをホイールの外周に沿ってぐるーっと回していくと、ベロベローっとリムがはずれていく。


⑤片側のリムがはずれた。


⑥反対側のリムもはずす。同様に、バルブの反対側から始める。


⑦リムがすべてはずれた。バルブ部分をホイールから引き抜く。


4.新しいチューブをタイヤにはめる


①チューブに、空気を少しだけ入れる。


②タイヤにチューブをはめ込む。はじめはバルブ部分からはめていく。ざっとで構わない。


5.タイヤとチューブをホイールに取り付ける


①バルブのナットを取り外して、バルブ部分をホイールに差し込む。


②タイヤを両手でつかむようにしながら、タイヤのリムをホイールの内側に押し込んでいく。始めはバルブの部分から、順に進める。


③はめ込むときに、チューブがタイヤの外にはみ出さないように注意。はみ出していると、チューブがタイヤとホイールの間にはさまり、パンクの原因になってしまう。


④最後の部分をはめ込むときには、やはりタイヤレバーを使うとやりやすい。


⑤片側のリムが入ったら、反対側のリムもホイールにはめ込む。チューブがはさまりやすいので気をつける。


⑥タイヤとチューブがホイールに装着された。最後にもう一度、タイヤのリムとホイールとの間にチューブが挟まっていないかを確認することをお勧めする。


⑦バルブのナットを着けたら、空気を規定量入れる。


6.タイヤユニットを車体に取り付ける

①タイヤユニットを、はずしたときの逆の手順で、車体の車軸にかませて取り付ける。
やはりディレイラーを前方向に倒しておくと、チェーンが緩んで作業がしやすくなる。
チェーンがスプロケットに掛かっているか、ブレーキディスクがブレーキパッドの間にはさまっているかを確認する。


②車軸のしまり具合を調整して、クイックリリースレバーを倒して締め付ける。



走行中にタイヤが外れてしまわないように、クイックリリースレバーはしっかり固定する必要がある。
また、車輪側にはみ出したり、他のパーツに干渉していないか確認する。


7.完了


これで作業が完了だ。
タイヤが太くなり、頑丈なフレームとマッチして精悍になった。





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