メルセデス【S124】ワイパーが止まらない!
誰かワイパー止めて!
4月の初めである。
今年、東京ではもう桜が満開になったとニュースで言っていた。確かに出発したときは、朝から雨が降っている割には暖かかった。
クルマはもう郡山の街を過ぎて、安達太良山を目指して進んでいる。温泉はここからさらに40分ほど北へ登った高原にある。標高は1,200メートル。雨上がりで湿度は100%となり、目的地まであと数キロというところで突然霧が濃くなってきた。
視界はいよいよほぼゼロとなる。メーターパネルの外気温計は2℃を表示していた。視界を閉ざす霧はもう雨のようになってきた。ワイパーを動かす。
温泉宿の建物は霧でまったく見えなかった。なんとかたどり着いて駐車する。ライトを消してワイパースイッチをオフにする。…が、ワイパーは止まらない。間欠のタイミングで動き続けていた。
ワイパーのスイッチをカチカチやってからオフにしてみた。
ワイパーが止まらない。
応急処置
翌朝起きると、外は一面雪景色になっていた。雪がしっかり降っている。
まあ、雪でも雨でも降っててくれていいのだが、止んだらどうするか。今うちのクルマはワイパーが止まらないのだ。
昼になると雪は雨に変わって、降り方も弱まってきたようだ。昨夜見た天気予報では、午後の福島は天気が急激に回復するという。
晴れた街をワイパーを動かしながら走るような、みっともないことは何としても避けたい。
考えた末、とりあえずヒューズを抜いておくことにした。
コンビニの駐車場でボンネットを開けて、2番のヒューズを抜いた。これでワイパーは動かなくなる。ウインドウやシートも作動しなくなるが、しばらく我慢だ。また雨が降ってきたらヒューズを入れるしかないけれど…
ワイパースイッチを分解整備
ワイパーリレーがとうとう寿命なのかと考えたのだが、そうではなくて、どうもワイパースイッチが怪しい気がしてきた。
振り返ってみると、ここ数ヶ月、ワイパースイッチをオフにした瞬間に1回だけワイパーが動いていたのである。今まで気にも留めていなかったが、よく考えるとおかしい。スイッチオフ付近で切れるはずの回路がつながっていたということだ。
念のため養生テープを貼り、ワイパースイッチの先端のつなぎ目をこじる。
外れた。
バネとキャップが飛び出た。なくさないように。
白いキャップを引き抜く。
接点の端子がいっぱい見える。金属棒が刺さっているパーツが筒の中で回転し、筒の内側の端子に接触する仕組らしい。
接点復活剤を手当たり次第に吹いて接点を掃除する。
修理成功
整備の結果、S124のワイパーは正常に止まるようになった。やはりワイパースイッチの接触不良だったようである。
リレーやスイッチユニットを交換する前に、やってみる価値のある整備である。


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