メルセデスS124のアンダーカバーをプラリペアとガラスクロスで補修する

 エンジン下のアンダーカバーが破損!


当初から気になっていた、S124のエンジン下アンダーカバーを補修する。

S124のアンダーカバーを何度も取り外すうちに、アンダーカバーのいちばん前の部分がダメになってきた。
車体最前部の凸部にはめ込むため、アンダーカバーの隅はくびれた形になっている。その隅の一番細い部分が折れていて、気が付いたときには今にも脱落する寸前の状態であった。

折れたところからFRPの繊維が見えている

アンダーカバーはFRPでできているので、今回は旧車の味方「プラリペア」とガラスクロスで補修してみる。プラリペアを販売する武藤商事のガラスクロスを入手した。



まずは脱脂から。


FRPが断裂した境目に、プラリペアを少しだけ流し込んで仮止めをする。


ガラスクロスをハサミで適当な大きさに切る。そして、ポリエチレンのシートに乗せておく。
ポリエチレンシートを敷く、というのが重要である。どうやらポリエチレンはプラリペアにはくっつかないようで、ポリエチレンシートが剥離紙のような働きをし、補修物に張り付けるときに上から圧着できるようになる。
ポリエチレンはどこにでもある。いわゆる包装用のビニール袋やジップロックなどの保存袋にも使われているので、それらをハサミで切って使えば大丈夫。

見づらいが、下にポリエチレンシートを敷いている

プラリペアの粉末をガラスクロスの上にまんべんなく振りかける。


ここからはスピードが大事。
プラリペアの液体を粉末の上全体に注ぐ。すぐに硬化が始まるので急いで…


ポリエチレンシート部分を持って、ガラスクロス面を補修個所に張り付け、ポリエチレンシートの上から指で押さえて、形になじませる。


ある程度固まってきたらポリエチレンシートをはがす。


同様に、裏側からもガラスクロスを張り付けた。


両面とも、ガラスクロスを2枚張って補強した。


固まったら予想以上に頑丈になった。しっかりと車体の凸部にはめ込んで取付けができた。




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