粉塵飛散防止ネットハンガーとネットフェンスを自作

 ご近所に迷惑をかけないように!

わが家の錆びた鉄柵などの塗替えをDIYでコツコツやっているのだが、もっとも注意すべきは、ご近所への配慮である。

サビをサンダーで削っていると、ものすごい量の削りカスが飛散する。目に見えない細かいダストも含め、飛び散る勢いと範囲は想像以上だ。
当初ぼくは飛散防止について甘く見ていて、お隣のクルマにご迷惑をかけてしまった、という苦い経験がある。今後こんなことが二度と起きないよう、しっかりとした飛散防止計画を立てねばならない。
本来なら、建物のまわりに金属製の足場を組み、専用のネットを全面に張るのがいいのだろうが、さすがに素人ではそこまではできない。DIYでできうるリスク回避策を考えなくてはならなかった。

DIYでいちばん効果的な飛散防止方法は「囲む範囲を最小限に限定する」ことではないだろうか。ダストの飛散距離が長くなればなるほどコントロールしづらくなるわけで、なるべく狭い虫かごの中で作業できるような、そんな環境がつくれればいいのではないか。
テラスや屋上の鉄製の柵のサビ取りがメインなのでで、2種類の防止ネットをつくることにする。

外側への飛散防止

屋外テラスの手すりや鉄階段など、家の外側のサビ取りをするとき、削りカスは建物の外側、つまりお隣の方向へ飛んでいく。プロの業者ならば足場を組んで飛散防止ネットを張るが、DIY用に範囲を限定した方法を考えてみた。

1✕4を適当な長さに切って切り込みを入れる。


切り込みを入れた部分を鉄製の手すりにはめ込んで、カーテンレールのようにする。1✕4の先の方には穴をあけて、ホームセンターで見つけた長さ1,800mmの園芸用の棒(?)を差し込んだ。


トラスコ中山の「ラッセル塗装シート」。リーズナブルなメッシュシートである。


シートをつるせば完成。


内側への飛散防止

次は、内側3方向への飛散を止めるためのシートフェンスを作る。支柱を3本立てて、コの字型のシートでフェンスにしよう。

土台には軽量ブロックを使った。
差し込む支柱を安定させるため、余っていたプラダンを折り曲げてブロックの穴に詰め込んだ。


長さ1,800mmの角材を差し込む。


角材の先には穴をあけて、


園芸用のポールを通す。


この支柱にメッシュシートをかけてコの字形のフェンスを作ったのだが…


作っている最中も何となくそんな気はしていたが、ネットをかけてちょっと風が吹いたと思ったら、速攻でブロックが倒れてしまった。


軽量ブロックでは重量が不足していたらしく、風による横向きのモーメントに耐えられなかったようだ。

ブロックを平置きにしないとダメか…といってもコンクリートに穴を空けないと支柱が立てられない。

ブロック支柱台(兼パーキングブロック)をつくる

考えた挙げ句、端切れのベニヤ板と1✕4材を使って平置きブロックを重石にする土台を作る。


支柱の角材をこうやって差し込んで、ブロックで重石にする。見た目よりはそこそこ丈夫である。


組み立てたらこんな感じに。


使わないときはジャマなので、反射板を貼り付けて駐車場のパーキングブロックとして使えるようにしている。





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