メルセデス【S124】サッコパネルの(いちばん詳しい)取り外し方

 サッコパネルの正しい取り外し方

先日ぶつけたフロントバンパーを塗り替えたので、ずっと気になっていた古びたサッコパネルもぜんぶ自分で塗り直すことにした。

さて、サッコパネルを取りはずさなければならないのだが、いざ取り外すとなると、どうやって外すの?ということになる。30年以上たった樹脂パーツだし、破壊したくはない。ヘタをすると取り返しのつかないことになる。
ネットに落ちている情報によると、とにかく手で引っぱってはずす、らしいのだが、詳しく取り外し方について触れているものはなかった。
仕方ないので、注意して作業しながらサッコパネルの正しい外し方を確認していくことにした。
サッコパネルがどんな仕組みでボディとくっついているのか、これを理解すれば、外し方は自ずと見えてくるはず。
サッコパネルの「正しい取り外し方」を詳しく紹介する。

フロントフェンダー部分

フロントフェンダーのサッコパネルは、樹脂製のオス/メスクリップだけで取り付けられている。

ボディには、上に3つ、下に3つのクリップが見えている。上の3個はメスのクリップ受け、下の3個は突起のあるオスのクリップである。


サッコパネル裏側のクリップ。上に3個のオスクリップ、下側はメスのクリップ受けが3個並ぶ。これらがボディ側のクリップと結合するわけだ。


これらのクリップは、ただ押し込んではめ込むタイプなので、取りはずすには単純にパネルを引っ張ればいい。
まずパネル下側に両手を掛けて引っ張り、下側をはずす。そしてパネル上部両側をつかんで上側をはずす。上側を外すときは、メッキモールが曲がらないように注意が必要。
かなり強力にくっついているので相当な力が必要だ。はずれるとバキバキ!とすごい音がする。
ここでクリップの8割が破損した。やはりこれだけ強力にかみ合っていれば、いくつかのクリップの破損は免れないだろう。


クリップは消耗品と考え、破損に備えて新しいものを用意しておくべきである。サードパーティのクリップ類が安く出回っている。

フロントドア

フロントドアのサッコパネルは、①前方向にスライドさせて固定するクリップ(パネル上部)②オス/メスで結合するクリップ(パネル下部)③ネジ(リア側2個)で固定されている。

フロントドア。写真右側が前。
まずドアを開けて、室内側から③のネジをプラスドライバーではずす。
次に、②のオス/メスクリップで固定されているパネル下部をはずす。パネル下部は単純に手前に引っぱるだけだ。両手で手前に引っぱってクリップをバキバキはずす。

最後に①のサッコパネル上部を外す。
この部分は取り付け方が違っている。サッコパネル裏のクリップがドアの穴の前方に向かって差し込まれている。

ドアの穴。写真右側が前。

上部のスライド穴にはまるクリップ

ドアの穴の形状を見れば分かると思う。サッコパネルの両端を持って全体を後方に横スライドさせ、止まったら手前に引っぱればパネルは外れる。

リアドア

リアドアのサッコパネルは、①後方向にスライドさせて固定するクリップ(パネル上部)②オス/メスクリップ(パネル下部)③ネジ(リア側2個、フロント側1個)で固定されている。

写真右側が前

まず③の3個のネジをドライバーではずす。
次に、②のオス/メスクリップで固定されているパネル下部をはずす。フロントドアと同様、パネル下部に両手をかけて手前に引っぱれば外れる。

最後はパネル上部を横スライドさせて外すのだが、注意しなければならないのは、スライドの方向がフロントドアの逆だということだ。

フロントドアと方向が逆の穴。写真右側が前。

サッコパネルを前方にスライドさせてから、手前に引っぱってはずす。

はじめ、分からなくてパネルをスライドする方向を間違ってしまい、サッコパネルのクリップ取り付け部分が破損してしまった。力のかけ方が正しければ、パネルは壊れないはずだ。
あとでクリップを溶接した。



リアボディ部

タイヤの前の小さなパネルは、上下のオス/メスクリップで固定されている。

上部のメスクリップ

下部のオスクリップ

小さくて力をかけづらいが、まず下部のドア側に手をかけて引っぱるといいようだ。
下側が外れたら上部を引っぱる。ただし上にはメッキモールがあるので、モールを曲げないように注意する必要がある。

右側が上部

メッキモール

サッコパネルのメッキモールは、モール裏側の溝に小さなクリップがはめ込まれることによって固定されている。
裏からクリップを90度回転させると、メッキモールの裏にはまっていたクリップが外せるようになる。

ラジオペンチを使うと楽だ


クリップは手で引き抜くと取れる。


前ドアと後ドアのサッコパネルのメッキモールは、このクリップの金具にも支えられている。


クリップの金具が裏側からメッキモールを引っ掛けてつかみ、サッコパネルを間に挟み込むように固定する。たかがパネルの固定クリップだが、とても凝った構造である。


リアボディ部の短いメッキモールは、がっしりとしたクリップで固定される。

下の方に見えるのがメッキモールのクリップ

4本のツメが互い違いにパネルに引っかかっていて、とろうとしてもびくともしない。無理にこじって1本ツメを折ってしまった。





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