当て逃げ対策にドラレコ用バックアップ電源を導入
コンパクトなドラレコを取り付け
S124のような古いクルマでも、ドライブレコーダーは付けておきたかった。車内の景観を壊さないようなできるだけシンプルで目立たないものがいい。
選んだのは、ユピテルのドライブレコーダー「DRY-TW8700d」だ。カメラがとにかくコンパクトで良い。
選んだのは、ユピテルのドライブレコーダー「DRY-TW8700d」だ。カメラがとにかくコンパクトで良い。
前のオーナーはナビを付けていて、ACCから取ったと思われる電源コードがセンターコンソール内にあったので、比較的簡単に取り付けることができた。
運転席からはほとんど見えない |
特にリアカメラは筒状の横型で、小さく、目立たない。
リアカメラ |
前・後カメラはともに160度の超広角を謳っていて、記録される映像は確かに幅広く、路面だけでなく沿道の様子も映り込んでいる。
さて、ドラレコを取り付けて1ヶ月。近くのスーパーへ買い物に行った。いつも通り駐車場は混雑していて、2階の端にやっとスペースを見つけてクルマを駐めた。
買い物を終え荷物を抱えてクルマに戻ったのだが、何か違和感がある。
右リアフェンダーがヘコんでいた。
当て逃げされた!
フェンダーがフューエルリッドごと押されてヘコみ、バンパーにも及んでいる。水平方向に傷もついていた。
ヘコミ具合から、そこそこの力でぶつけられた感じがする。バンパーよりも高い位置のダメージが大きいということは車高の高いクルマにやられたのか、傷には白っぽい塗料が付いているから明るい色のクルマなのか…
ダメージからして、相手はぶつけたことに気づいていたはずだ。気づいていて逃げたということだ。
憤慨しつつ、とりあえず地元の警察署に連絡した。
20分ほどで若い制服警官が来てくれた。
最近の警察官は感じがいい。怪我はないですかと声をかけられ、現場の写真を撮り、スーパーの管理室にまで行って監視カメラの映像を確認してくれたようだ。
そして言われたのは「ドラレコついてますね。駐車監視あります?」
「いえ、駐車中は録画してないんですけど…」
「SDカードを提供していただけますか?」
もちろん、すぐに警察署に行ってドラレコのマイクロSDカードを提出した。
相手が特定できた
提出したマイクロSDに記録された映像を、警察の交通課で見せてもらった。
映像は、駐車場の空きスペースを見つけてアタマから車を入れるところ。両脇に駐まっているクルマが見えた。右側にあるのはシルバーのAQUAだった。ナンバーが読み取れる。ぶつけられた側だ。
あとから聞いたのだが、スーパーの防犯カメラの映像でも、同じナンバーのAQUAが出庫する様子が確認できたらしい。
3時間後、当て逃げの相手が判明した。
警察がナンバーをもとに相手のオーナー宅に訪問しAQUAを確認したところ、当該部分に赤っぽい塗料が付いていたという。聞けば駐車場で切り返してバックした際にぶつけたのだと。
今回は、幸運にも当て逃げの相手が判明し、相手方の加入する任意保険で補償してもらえることとなった。ドラレコがあって本当に良かった。ぶつけたのが駐車時に記録されていたクルマであったため、相手の特定ができた。これはラッキーであった。
だが他のクルマにぶつけられるリスクは常にある。
後付の駐車監視システムを導入
取り付けていたユピテルのDRY-TW8700dには常時監視機能はない。常時監視機能を後付けするため導入したのは、セイワの「ドライブレコーダーバックアップ電源」である。
要は充電池なのだが、エンジン停止後でもドライブレコーダーへ電源を供給することができるスグレもの。クルマのバッテリーとドラレコの間につないでおいて、クルマが動いているときは充電しながらパススルーでドラレコに通電、エンジンを切ったとき自動的にドラレコに給電する。これなら旧車のバッテリーに負担はかからない。
クルマのACC電源からバックアップ電源へ、そしてシガーソケットを介してドライブレコーダーにつなげる。バックアップ電源はACCオンで常に充電状態となる。
充電状況はインジケーターでわかる |
バックアップ電源にはスイッチがついている。
スイッチOFFではパススルーでドライブレコーダーに給電するのみ。ONにすると、クルマからのACC電源が切れたとき自動的に自ら溜めた電気をドライブレコーダーへ送る。
給電ON-OFFスイッチがキモだ |
自動給電のスイッチがあるので、必要なときだけ駐車監視させることができて使い勝手がいい。
助手席側に面テープを使ってぶら下げた |
これで駐車時も安心だ。
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