TOTOネオレスト(tcf9754j)割れたフタを直したが…微妙な結果

17年の傷み

TOTOのタンクレストイレ「ネオレスト」。型番はtcf9754j。わが家の竣工時から設置していたものだ。シンプルなデザインでお気に入り。


もう17年経過したことになる。最近気になるのは、フタの損傷だ。向かって左側、ヒンジ部分の亀裂がだんだんと大きくなってきた。


表側では目立つので、フタの裏側から補修しようと思う。

フタの取り外し方

同じTOTOの製品でも、フタのヒンジのタイプはいろいろあるが、このtcf9754jの場合、フタのヒンジは便座のヒンジよりも内側にある。

まず、便座とフタとを一緒に垂直に立てる。


向かって右側を真上にぐっと引き上げるとバカッと外れた。


そのまま左方向にスライドさせると左側のヒンジも外れる。


フタと便座が分離できた。


プラリペアでやってみたが…

フタを裏から見ると、ヒンジ取り付け部分を囲むように亀裂ができていた。みんなの味方、プラリペアなら大丈夫だろう。


亀裂に沿ってカッターで削りV字状の谷を作る。


亀裂の断面がピッタリと合わさるように養生テープでテンションをかける。


プラリペア粉末を亀裂の谷に埋めて…


プラリペアの液体を流し込む。


大きな力がかかる部分なので、グラスファイバーも併用することにした。グラスファイバーとプラリペアで補修湿布を作る。


こうすれば接着する面積を稼げるはず。


ポリプロピレンだった!

プラリペアの硬化を確認して補修完了。ところが…フタを本体に取り付けてみると…


メリメリ…という音とともに、元の姿に。
脱脂をサボったからだと思い、脱脂後もう一度やってみたが、結果は同じであった。

…あ!
これ、ひょっとしたら、ポリプロピレンか!?
そう、さすがのプラリペアも万能ではない。ポリプロピレンはくっつかない素材なのだ。

ポリプロピレンをくっつけられる接着剤はそう多くない。たいていは注意書きに「ポリプロピレン、ポリエチレンは接着できません」と書いてあったりする。
新しい接着剤をホームセンターで買ってきた。ポリプロピレンが接着できると謳っている。


一応脱脂をしてから、接着剤をつけた。塗布後5分から20分たってから密着させよとのこと。


表側の亀裂にも塗布する。


接着剤の完全硬化は24時間。完全硬化とはいえ、カチカチになったわけではなく、ネットリ感が残っている。
一抹の不安を抱きながら便座に取り付けてフタを閉めたが…


やっぱりダメだった。接着力が足りない感じだ。

補修の結果は?

こうなったら見栄えは気にしていられない。表側にもグラスファイバーを1枚貼り付けてみた。


貼り付けて数日経ったところ。うーん微妙…


1ヶ月後…ますます微妙。












コメント

このブログの人気の投稿

ひかりTVは無線化できるか(できます)

イサム·ノグチ「AKARI」が破れたら

「ウォーターハンマー現象」を食い止めろ!…原因はこんなところに?