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お風呂の鏡。何層にも積み重なったウロコ汚れとの戦い

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カミソリで削り取る 放っておくとどんどん堆積する、いわゆるウロコ汚れ。簡単には落とせない厄介者だ。 このウロコ汚れ、水道水に含まれる「炭酸カルシウム」が主な成分だとか。アルカリ性の鉱物が固まっているということである。 ウチのお風呂の鏡だが、長年掃除をサボってこんなに汚れがたまってしまっている。水をかけても何も映らない… 指で触るとザラザラと凹凸を感じる 触って分かるほどのヒドいウロコに成長している。いい加減手を打たなければ。 まずはカミソリで荒く削り落とすことにした。 100均で買ったカミソリと普通の洗剤 潤滑剤がわりに洗剤を吹きつけて、カミソリで鏡の表面を軽くかき落とす。シャカシャカと音がして硬いモノにあたる手応えがある。削られたカルシウム分は水とともに濁って流れ落ちていく。 キズがつかないようにあくまでも軽く。 カミソリでかき落とせるのは、積み重なったウロコの山の中腹までだ。ガラス面に近いふもとあたりの汚れはカミソリの刃には引っかからない。無理をするとガラスにキズをつけてしまう(実際、キズついたところもあった)。 乾くとまだウロコが見える カミソリで削った部分は一見きれいになったように感じるが、まだまだウロコは残っている。ガラス面にはりついているふもと付近のウロコは、とても頑固で落としづらいのである。 酸性の研磨剤とラップで磨く ガラスと一体化しているカルシウム分は、酸性のクリーナーで磨くことにした。 ホームセンターで買ったクリーナー クリーナーにはスポンジが付属していたがそれは使わず、ラップを丸めたもので磨く。スポンジだと、研磨剤の粒子が繊維の奥に入り込んでしまいクリーナーの研磨力を活かせないと思ったからだ。 スポンジでも試したがやはりラップのほうが効果的だ。 水はつけずに磨く 狭い範囲を、何度もしつこく磨く必要がある。 1度磨いたくらいでは、頑固なウロコは絶対にとれない。磨いて、ガラスが乾いたらウロコがなくなったかを確認し、また磨く。何度もなんども繰り返す。根気と忍耐力の勝負である。 ウンザリするほど大変な作業だが、逆に言えば、頑張れば必ず報われる作業。 完全にウロコがとれてやっときれいになった 引き戸のガラスもヒドい状態だったので、隅のほうから研磨を進める。 ガラスの面積は鏡の比ではない。1日では作業が終わるはずもなく、お風呂に入るたびに少しずつ研磨するこ...

メルセデス【S124】エアコンセンター吹出し口を修復

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エアコン吹出し口を外す ウチのS124、エアコンのセンター吹出し口のダイヤルが動かなくなってしまった。吹出し口の奥を覗くと、ダイヤルが何かの破片に引っかかっていているようである。 ダイヤルのバックライトも点かなくなっていたので、取り外して補修することにした。 後期124の助手席エアバッグ装着車の場合、まず助手席のエアバッグユニットを取り外さなければならない。 エアバッグユニットは、長い1本のボルトで取り付けられているだけだ。エアバッグコンソール裏側を手で探ると、穴が一つ開いているのが分かる。その奥深くに長いボルトが通っているのだが、ボルトの頭は手ではさわれない。10mmのソケットを300mmのエクステンションバーに装着して穴に突っ込み、ボルトの頭を探り当てて外した。 ボルトが抜けたらエアバッグユニットを引き出す。 センター吹出し口の側面にあるプラスねじを1本外す。 長めの4mm六角レンチで、吹出し口奥にある開閉フラップとのリンケージボルトを外す。 吹出し口内部に見えている上下2箇所のクリップを細長い工具で引き起こしながら、吹出し口のユニットを手前に引き出す。 ダイヤル照明のバルブソケットをから取り外す。あとで切れていた0.5Wのバルブを新品に交換しておいた。 プラリペアで補修 取り出したユニットは、フラップを開閉させるダイヤルのリンケージ部分が破損していた。 破損してなくなった隅の部分を、プラリペアで再生することに。 ヤスリで削って補修面を平滑にし、割れたヒンジ部分をくっつけてリペアは完了だ。 ダイヤル部分をはめ込むツメが折れてしまったので、動かないようにプラリペアで接着。 リンケージボルトのつなぎ方 あとは吹出し口を元通りに取り付けるだけなのだが、吹出し口のリンケージボルトを所定の位置にねじ込むのに、ちょっとしたコツがいる。 まず開閉フラップを閉じた状態にする。 白いパーツの上の方の穴にボルトをねじ込む。下の穴はおそらく位置決め用。 先のとがった細い工具などをリンケージボルト下の位置決め用の穴に入れて、ボルトを安定させる。 針金のような細い棒をフラップの位置決め用の穴まで貫通させれば確実 ボルト位置を見ながら吹出し口をコンソールに押し込んでいき、ボルトの先端がちょうどフラップのパーツの穴に当たったところで、ボルトを締め込む。 これで出来上がり。